こんばんは
今日のワークショップは「油紙作り」です。
最初に水と油をビーカーに入れ、割り箸でかき混ぜます。しかし混ざりません。どうして混ざらないのかをみんなに聞きました。
「正解しなくてもいいから、予想してごらん。前にやった実験だと、塩とか炭酸水素ナトリウムとかクエン酸は水に溶けたよね。なんで油は水と混ざらないんだろ?」
子ども達にとって理科実験で大切なことの一つは、仮説を立てる練習をすることです。正解かわからないけど、こうなるんじゃないかということを考えらるようにする、これも練習です。大人になっても仮設を立てるというのは、必要な力です。
「あぶらの方がドロドロしてるから」他にもいろいろ意見が出たのですが、忘れてしまいました。すいません。
「油の方が軽いから」というビンゴの答えを言った子もいました素晴らしいですね
一番の理由は、油が水に溶けないということですが(油がかんたんにはイオンに分解されないから)、油と水はかなり重さが違うので、いくらかきまわしてもいつのまにか分離してしまうのですね。油の方が軽いので上に、油より重い水は下になります。
子ども達がいつもより納得していました何かあったんだろうか?いつも面倒な話しをしているから、なんとなくわかってきてくれたのでしょうか?
次に紙をちぎり、顕微鏡で覗いてもらいました。覗いてもらう前に、紙を拡大するとどう見えるだろう?と子ども達に考えてもらいました。これも面白い答えがいっぱい出ましたよ(笑)
さあ覗いてみましょう
一人目の子が「うわ~髪の毛みたい」と驚いていたのを見て、その後の子達も全員「ほんとだ~髪の毛だー」と言っていました。肉眼では見えにくい世界、ビックリしてくれていました。
紙は植物の細かいせんいが集まってできていること。紙がぬれてちぎれるのは、せんいの間に水(水の分子)が入り込み、せんいどうしの結びつきを弱めてしまうことをお話ししました。
そこで、紙に油を塗って水につけるとどうなるだろうと子ども達に質問。
「紙に水がつかな~い」正解ですやりますね2年生達油(油の分子)が紙のせんいの間に先に入り込むので、水(水の分子)は入れなくなるんだよと説明。しかも油には紙のせんいの結びつきを弱めるはたらきがほとんどないことを教えました。油を塗った紙は水をはじきます。
油が塗ってあるところと、塗っていないところの違いを体験してもらいました。
「本当だ~全然違う」
最後に、これを応用してなにかできないかアイデアを出してもらいました。
これもいろいろ面白いアイデアがでましたよ(笑)
傘や雨合羽と答えてくれた子もいます。これも素晴らしいですね昔は和紙に油を塗って傘(和傘)にしたり、布と油紙で雨合羽にしたりしていました。
1年生はNARISTAカップで竹馬の練習をしていました。竹馬が難しい子は竹ぽっくりを使って、感覚を掴む練習から始めていましたよ
明日は水曜日なのに、雨の予報子ども達には残念ですが、水不足の関係もあるので、降ってくれた方がありがたいですね。
明日もよろしくお願いします。
By NARISTA