ホワイトボードマーカーの性質とは?

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皆さんこんにちは!

NARISTA施設長の石井です♪

 

今日は水曜日カリキュラムの理科実験の日でした!

今回使ったのは【ホワイトボードマーカー】です。

 

ペンには水性と油性がありますが、ホワイトボードマーカーはどちらだと思いますか?

子供達にも同じ質問をしたところ、水性・油性どちらの意見もありました。

実は、ホワイトボードマーカーはどちらでもないんです^^

 

実験方法は、クリアファイルを小さく切り取った板に、ホワイトボードマーカーで絵を描いていきます。

十分に乾燥させてゆっくりと水をつけていくと・・・

なんとインクが水に浮きあがるのです!

更に不思議なことに、指で触ると消えてなくなるのです^^

 

 

 

子供達は分離をしたり消えたりするインクを見て驚いていましたb

そして何度も何度も実験をしてくれました♪

 

 

 

 

ホワイトボードマーカーの成分には、下記の4つが含まれています。

・色の元になる【顔料】

・顔料同士をつなぎ合わせる【樹脂】

・インクをボードから浮かせる作用のある【剥離剤】

・3つの成分を1つの液体にまとめる【溶剤】

 

ホワイトボードマーカーが空気に触れると、初めに溶剤が揮発(気体になる)します。

樹脂の力で顔料がフィルム状となり、剥離剤が下の部分で層となることで、ボードと顔料の間に隙間が出来ます。

実際にホワイトボードの文字を消すときは、剥離剤はボードに付いたままで、顔料だけを剥がしているイメージです^^

 

そして今回の実験では、ゆっくりと水をしみ込ませることで、顔料と剥離剤の間に水が入り込み、

フィルム状になったインクだけが浮かび上がるということなのですb

 

私も今回のカリキュラムを計画して初めて知った事なので、子供達の実験の様子を見てとても楽しかったです^^

 

日常にはたくさんの科学で溢れています。

自分たちの周囲でどんな科学が活用されているのか考えるだけでも、

生活が豊かになりますね♪

 

また、子供達にとって楽しく学びになる実験を用意したいと思いますb

 

最近は季節柄、体調を崩してしまう子も多いようです。

皆様も体調には十分お気をつけてお過ごしください。

 

明日も楽しんでいきましょう!!

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